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どんな石でも磨けば光る

綺麗な石も普通の石も磨いてみます

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戦利品紹介4

本日はつい2週間前にも紹介したような気がするアクアマリンです。
以前書いたように緑柱石という鉱物で、六角柱の美しい結晶です。
緑柱石の仲間は個人的に好きなので、今後も頻繁に出てくるかもしれません。

アクアマリンは他の緑柱石に比べると産出量が多く、簡単に、安価に手に入ります。
今回のミネラルショーでもアクアマリンが最も多く見られ、次にエメラルド、
その次にヘリオドール、モルガナイト、ゴッシェナイトといった順に少なくなります。
レッドベリルは非常に貴重なので、滅多に見ません。



写真1 縦3㎝、横5㎝ほどのアクアマリン。油を塗って色を濃く見せている。


上の写真は同じものの表裏です。六角形が判るような方向で写真は撮りませんでしたが、
なんとなく六角柱のような形が判るかと思います。
色が濃く見えるのは、油のようなものを塗ってあるからで、
本当はもう少し薄い色なのだと思います。1個1500円でした。

アクアマリンに限らずいろいろな宝石で色を濃くするため、
紫外線や中性子線などの放射線をあびせたり、加熱処理をすることが良くあります。
アクアマリンは特にそのような処理をすることが多い鉱物ですが、
展示会などではさらに、油を塗ったり水に入れたりして色を良く見せる事は普通です。

適度に大きく適度に六角形が判り、そこそこ安価でしたので、
機会があれば輪切りにし、プレート状にカットした上で磨いてみたいと思います。



写真2 縦3㎝、横6~7㎝ほどのアクアマリン。

写真2も、写真1と同じ所で買いました。同じように油を塗ってありますが、
若干色は薄いです。しかし二回りほど大きいので、3000円しました。

アクアマリンは世界各地のペグマタイトと呼ばれる鉱床で産出します。
ブラジル産が品質が高く有名でしたが、最近はパキスタンやアフガニスタン産が
多いようです。今回購入したアクアマリンも、おそらくそうでしょう。



写真3 扁平なアクアマリン。縦4㎝、横5㎝、厚さ1.5~2㎝。


最後のアクアマリンは柱状ではなく、平板状です。
形の崩れた六角形が2つくっ付いたように見えます。
見ての通りあまり綺麗に見えないので、最初から研磨用として購入ました。
1500円と、大きさの割に少し高めかもしれません。しかし、表面が比較的平らで、
カットせずにそのまま磨ける点を考慮して購入しました。

上の2つはカットしないと磨きにくいので機会待ちですが、
下のアクアマリンは早速磨いてみようと思っています。
磨いてどのようになるのか、非常に楽しみです。



次回はルビーを紹介したいと思います。

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石磨き他
自己紹介:
岩石・鉱物学を修めています。
研究とは別に、自ら採取したもの、買った物、廃棄物からの取得物を用い、石を磨いています。
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